2025年も残すところあとわずか。NPO法人自転車活用推進研究会(自活研)より、恒例の**「自転車十大ニュース総選挙」**の結果が発表されました。今年は、2026年4月に施行を控える「青切符制度(反則金制度)」に関連する話題が席巻。まさに日本の自転車文化が大きな転換点を迎えた「夜明け前」のような1年となりました。注目のランキングと、今年の傾向を振り返ります。
2025年 自転車十大ニュース・ランキング
- 警察庁が50ページに及ぶ「自転車ルールブック」を公表 (78.7%)
- 国際会議「Velo-City 2027」の愛媛県開催が決定 (68.5%)
- 高市政権発足、自転車議連の金子恭之氏が国交大臣に就任 (60.6%)
- 【同率】青切符パブコメで「歩道通行容認」の意見が殺到 (60.6%)
- 警察庁の自転車違反「反則金案」が公表されSNS等で炎上 (59.8%)
- 「普通自転車歩道通行可」の標識撤去の動きが継続 (53.5%)
- 国家公安委員長がルール遵守の働きかけを強化 (41.7%)
- ホンダが後付け電動ユニット「SmaChari」を製品化 (39.4%)
- シマノが充電不要のオート変速システム「Q’AUTO」を発表 (31.5%)
- 第三次自転車活用推進計画の策定開始、ビジョンを前面に (30.7%)
※番外:警察庁が「自転車の交通安全教育ガイドライン」を公表(投票後の重大ニュースとして追加)
2025年のトピックス:3つのポイント
① 「青切符」への関心と、浮き彫りになったインフラの矛盾
ランキングの半数を占めたのが、自転車の交通違反に反則金を科す「青切符制度」関連です。特にルールブックの公表や反則金案への注目度が高く、安全意識の向上が伺えます。 その一方で、パブリックコメントで「歩道通行」を求める声が殺到したことは、「ルール通りに走りたくても走れない」という走行環境(インフラ)整備の遅れが、解決困難な矛盾として露呈した形となりました。
② 政治・国際舞台での大きな前進
2位には世界最大の自転車国際会議「Velo-City 2027」の愛媛開催決定がランクイン。また、自転車活用推進本部長を兼ねる国交大臣に、自転車議連の要職を務める金子氏が就任したことも、政策推進の追い風として期待されています。
③ 技術革新による「自転車の可能性」の拡大
ホンダの「SmaChari」やシマノの「Q’AUTO」など、大手メーカーによる新技術の発表も話題となりました。これらは既存の自転車の概念を広げ、より幅広い層が自転車を活用するきっかけとなるはずです。
まとめ:2026年の変革に向けて
自活研は、2025年を**「大きな変革に向けて準備を進めた一年」**と総括しています。
第3次自転車活用推進計画では、初めて明確な「ビジョン」が示されました。ルールの厳格化が進む中で、いかにして「走りやすい環境」を作っていくのか。2026年の制度施行を控え、日本の自転車社会は今、まさに重要な局面を迎えています。
来年が、すべてのサイクリストにとってより安全で快適な年になることを願って。


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