大分・竹田市から学ぶ、地方インバウンド観光の未来
――東九州エリアをフィールドに考える、観光戦略のヒント
先日、インバウンド観光と地域経済をテーマにした放送大学のスクーリングに参加してきた。
昨年は防災がテーマだったが、今年は観光。でも場所は同じ別府大学。
1日目はマクロ経済データで大分県の観光ポテンシャルを分析し、2日目は竹田市でフィールドワーク。頭と足を両方使った、なかなか濃密な2日間だった。


竹田市の「もったいない」現状
竹田市は豊かな自然、歴史的な街並み、温泉と、観光資源がそろっている。なのに、それが集客に結びついていない。現地を歩いて、その理由がよくわかった。
まず歩行者環境の問題。歴史的な街並み保存エリアなのに、車がガンガン通る。観光客がのんびり散策できる雰囲気じゃない。車を制限して歩行者優先の空間にしていくことが、まず必要だと感じた。
もうひとつが二次交通の弱さ。JR竹田駅、大分側は1日20往復あるのに、インバウンド需要が伸びている熊本側はたった8往復。これじゃ広域から人を呼べない。アクセスの改善は急務だ。
「岡城=日本の万里の長城」という発想の転換
課題を乗り越えるには、観光資源の見せ方を変えることも重要だ。たとえば岡城跡を「日本の万里の長城」と打ち出すような、外国人の心にグッとくるキャッチコピーの活用は十分ありだと思う。



宮崎人として刺さった話――油屋熊八と岩切章太郎のつながり
今回のスクーリングで個人的に一番刺さったのが、この話題だ。

別府観光を作り上げた油屋熊八のビジネスモデルを、後に「宮崎県観光の父」と呼ばれる岩切章太郎が参考にして発展させた可能性がある、という示唆だ。
宮崎出身者として、郷土の先駆者が大分のイノベーションから影響を受けていたかもしれない——そう聞いたとき、正直ちょっと興奮した。こういう他県との歴史的なつながりをストーリーとして語ることが、観光の深みを作り、リピーターや熱狂的なファンを生む鍵になると思う。
まとめ――東九州の底力を、現代へ
竹田市がインバウンドの目的地として輝くには、3つの柱が必要だ。
- 足元の整備――歩きやすい街づくり
- 広域アクセスの改善――二次交通の充実
- 独自ストーリーの発信――歴史的文脈を活かしたプロモーション
かつて九州の観光をリードした大分の底力を、現代にどう活かすか。同じ東九州エリアの宮崎としても、他人事じゃない話だ。引き続き研究と実践を重ねていきたい。
実は、別府の前後には 寄り道を







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